4月12日、原発事故に伴う帰還困難区域内で通行を制限している県道浪江三春線(県道50号)の、浪江町と葛尾村を結ぶ区間(約10キロ)の制限を19日午前11時に解除し、自由通行を再開すると政府が発表した。
通行再開によって住民や復旧・復興事業者の利便性向上が期待される。
自由通行できるのは自動車のみ。
(図は福島民友HP参照)
この区間は2011年4月から一般車両の通行が禁止されていた。
現在は、午前6時~午後7時に限り通行証が発行された住民や復興事業者の立ち入りが認められている。
このほか、通行を制限されている国道399号、国道459号、県道いわき浪江線、県道落合浪江線についても自治体から自由通行を求める要望があり、政府が検討を進める。
自由通行に伴い県警によるパトロールなどで防犯対策が強化される。
南相馬市の門馬和夫市長のコメント
「市民にとって喜ばしい。
避難している市民をはじめ復興関連事業者の活動を後押しし、さらに復興が加速することを期待している」