昨年、記録的な不漁だったサンマ漁が今年は好調のようです。
水産庁の資源調査では、今年のサンマの漁獲量は去年の2.4倍ほどになると予測されています。
価格も求めやすくなっていて、28日の競りでは1キロ当たり300円から380円と去年より100円ほど安く取り引きされたそうです。
宮城 女川港でサンマの初水揚げ ことしは好調 | NHKニュース https://t.co/jFZ4QZml2u
— soma-info (@soma_area) 2018年8月28日
今年のサンマは身が大きく、味も脂ののりもよくて美味しいんだとか。
というわけでサンマの美味しい塩焼きの方法を紹介します。
美味しいさんまの塩焼きの方法
用意するもの
- サンマ(人数分)
- 塩
- グリル
グリルで焼くメリット
グリルのメリットは、上下から包み込むように焼くことができる事。
強い火力とサンマから出る蒸気で焼くことで、表面はパリパリ中身はふっくらと焼き上がります。
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- サンマが4尾同時に焼けます!
- 受け皿に水を張る必要がなく簡単!
- メニューキーを1回押すだけで調理可能!
- 触媒フィルターで煙やニオイを約90%カットします!室内でも煙を気にすることなく調理ができます。
- 食材や好みに合わせて焼き加減を3段階に調整できます!
塩焼きの手順
1.まずサンマのお腹あたりの鱗(うろこ)を包丁でこすって取ります。
サンマの鱗は白いお腹部分に少ししかありませんが、鱗をとることで食感が滑らかになります。
鱗をとったら水で軽く洗います。洗った後は水分をキッチンペーパーなどでしっかり取ってください。
2.サンマの塩焼きの一番の肝。塩を振ります。
サンマの20cmくらい上からまんべんなく塩を全体に振りかけます。
ちょっとかけ過ぎなくらいが調度良いです。振りかけた後で手で軽くなじませるように擦り込みます。
表面が終わったら裏面も同様に塩を振って擦り込んください。
ふり塩の効果
ふり塩をすることで魚の身のタンパク質が変成し、以下の効果があります。
- 身に弾力が出て身崩れしなくなる
- 旨味が増す
本来、タンパク質自体に味はありませんが、ふり塩をしてしばらく置くとタンパク質が分解され、グルタミン酸や旨味のあるアミノ酸に変化します。 - 生臭さを抑える
塩の脱水作用で魚の水分が外に出ていくときに魚に含まれる生臭い成分も一緒に出ていきます。
3.次にグリルでサンマを焼きます。
あらかじめグリルを温めておきます。
塩をなじませたサンマをグリルに乗せます。サンマは切れ目を入れずに丸ごと焼きます。切ってしまうと切れ目から旨味が逃げてしまいます。
※上の写真は良くない焼き方ですね(;^_^A。
火加減は中火でじっくり焼くのがコツです。
強火だと表面が焦げてしまいます。表面パリパリ中身ふっくらと焼くためには中火でじっくりがポイントです。
サンマの表面全体に焦げ目がついたら焼き上がりとなります。
薬味は大根おろし。塩味は付いているので、ポン酢でさっぱりいただくのがおすすめです。
サンマ豆知識
簡単なサンマの鮮度の見極め方
サンマを含め魚は死後早くて5分くらいで筋肉が硬直し、その後、5時間経つと今度は柔らかくなります。
つまり新鮮な魚ほど硬く、鮮度が落ちると柔らかくなっていきます。
サンマの場合、尻尾を手で持って頭が45度くらいに折れ曲がるものは新鮮と判断でき、刺身でおいしく食べえることができます。
120度くらいに折れ曲がるものは少し鮮度が落ちてきているので焼き魚向きです。
120度以上にぐにゃっと折れ曲がってしまうものは鮮度がかなり落ちているので捨てた方がいいかもしれません。
終りに
サンマの旬は9~10月の1か月間と言われていますが、今年の秋は安くて美味しいさんまを味わうことができそうですね。
というわけで、今年のサンマ漁が好調なニュースと、サンマの塩焼きの調理方法でした。