父親が鼠経ヘルニアで手術をすることになった。
鼠経ヘルニアとは、お腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、鼠径部(下腹部の足の付け根のあたり)の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気、
つまり「脱腸」のことだ。
鼠経ヘルニアになる原因
鼠経ヘルニアは、主に歳を取って筋膜が弱くなることが原因といわれている。
他に、
- お腹に力がかかる作業をよくする人
- 便秘ぎみでトイレで力んだりする人
- 前立腺肥大で排尿時に力む人
- 喘息や風邪などで咳をよくする人
- 内臓脂肪が多くお腹が出た人
- 妊婦
など、日常的に息張る癖がある人もなりやすいらしい。
小野田病院で手術をすることになった
親戚の間では、小野田病院が鼠経ヘルニアの治療では評判が良かったので、父の手術と治療は小野田病院でお願いすることになった。
院長先生が鼠経ヘルニアの担当で、執刀もしてくれるので安心できる。
病院も昔のように暗い雰囲気ではなく、改装して明るい雰囲気に変わっていた。
鼠経ヘルニアは、椎間板ヘルニアのように、術後に後遺症が残る危険性もないらしい。
かえって手術をしないでいて症状が進んだ場合、はみ出した腸が元に戻らなくなることがあり、そうなると生死に関わってくるそうだ。
(ちなみに調べたところ、椎間板ヘルニアは、最近では筋肉の病気という見方が正しいらしく、手術せずに筋肉へ注射をして治す治療法が広まってきているようだ。)
鼠経ヘルニアは深刻な手術ではないらしいが、それでも看護師さんに下の毛を剃っていただいたり、浣腸をしていただいたりするらしく、できることならかかりたくない病気には違いない。